投資信託にかかる税金を取り戻すコツ
投資信託にも税金はかかることは知っているけれど、
なんとなく面倒で確定申告していない、
またはどのような確定申告がひつようなのかわからなくて申告していないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、投資信託の税金についておさらいしましょう。
税金は利益に対してかかるのですが、投資信託による利益は解約(譲渡)益、分配金、償還益の3つになります。
それぞれに税金がかかるので、それぞれについて確定申告を行なって決まった税分を収める必要があります。
ここで、知っておくと得するポイントがあります。
それは、投資信託を売却して、損失が出た場合です。
この場合は、損益通算という、利益と損益を差し引きして税金を軽くすることのできる仕組みが適用できます。
また、売却損が出た場合は、確定申告を行なうことでその金額を翌年以降最長3年にわたって譲渡所得から差し引くことができます。
前者の場合は、特定口座(源泉徴収あり)を使用して分配金を受け取っている場合は、平成22年度分から証券会社が代行して口座内で損益通算を行ってくれるようになりました。
後者の場合は、特定口座(源泉徴収あり)を使用して受け取っている場合でも、毎年手続きが必要になります。
また、そのほかの税金が戻ってくるコツとしては、配当控除を受けるという手もあります。
この場合は、確定申告の際に総合課税を選択することで控除が適用されます。
しかし、総合課税の場合、累進課税になりますので所得が大きい場合損をすることもあるので注意が必要です。