上海市場が急落で日本株が気になるがそれよりインドネシア株は?
今年の6月から暴落した上海市場。
9月に入ってから李首相が「ハードランディングさせない」とか、「調整の余地を残している」などという発言があって以降、相場は安定を取り戻したように思います。
私が思っていた以上に安定した上昇を続けていたのですが、
11/27の上海市場は、久しぶりに大幅下落となっています。
その下落幅は、
1日で-5.48%です。
年末に向けて、
社債の償還できないなどの問題や、
コモディティ安の影響がでてきたのかなと思うところですが、
警戒が必要だと思います。
さて、投資信託のリターンランキングはどうなっているでしょうか?
順位 | ファンド名 | リターン (1ヶ月) |
1 | SBI 日本株3.7ブル | 38.82% |
2 | 野村 3.5倍ブル・ベア(日本株3.5倍ブル) | 36.62% |
3 | ブル3倍日本株ポートフォリオIV | 31.00% |
4 | 楽天 日本株トリプル・ブル | 30.98% |
5 | 中国H株ブル2倍上場投信 | 28.21% |
6 | 日本株2.5ブルベア・オープンII(ブル) | 25.49% |
7 | T&D Wブル・ベア4(中国・Wブル4) | 25.44% |
8 | 野村 ハイパーブル・ベア4(ブル4) | 25.42% |
9 | (野村ブル・ベアS6)米国株スーパーブル6 | 22.65% |
10 | (NEXT FUNDS)JPX日経400レバレッジ 『愛称:JPX日経400レバレッジ指数ETF』 | 22.51% |
11 | JPX日経400ブル2倍上場投信レバレッジ | 22.49% |
12 | ダイワ上場投信-JPX日経400レバレッジ | 22.46% |
13 | 野村 日本ブランド株投資(レアル)毎月 | 21.88% |
14 | 野村 日本ブランド株投資(レアル)年2回 | 21.82% |
15 | TOPIXブル2倍上場投信 | 21.47% |
16 | ダイワ 上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍) | 21.46% |
17 | 資源ファンド(株式と通貨)ブラジルレアル | 20.97% |
18 | 資源株ファンド通貨選択S<レアル>(毎月) | 20.94% |
19 | イーストS・インドネシア株式オープン | 20.62% |
20 | 上場インデックス日経レバレッジ指数 『愛称:上場日経2倍』 | 20.30% |
最近は、2倍以上の値動きをするブル商品ばかりでなかなか世界の市況をみるには難しくなっていますが、
日本株が好調なのは分かるかと思います。
上位20の中で日本株へ投資するものは、14銘柄。
※上記ランキングで黄色になっているのが日本株へ投資するものです。
中国株ではH株の香港市場の銘柄が1つだけランクインしていますが、
上海市場のものはランクインしていません。
6月に上海市場が大暴落したとき、
日本株も大きく下落したことを覚えていますでしょうか?
それまで上海市場の動きにはまったく反応しなかった日本株が大きく暴落しました。
そのため今回も注意がひつようです。
さて日本株が好調とは言ってもブル商品ばかりなので、
それ以外であえて挙げるなら、インドネシア株式でしょうか。
注意しないといけないのは、株式市場が単純に好調だというわけでもないので注意して下さい。
為替の影響はかなりあると思います。
9月にかけてルピア安がどんどん進んでいて、
投資信託の基準価額も値下がりしていたのですが、
10月に入って急激にルピア高となっています。
変動幅は、対ドルで+7~8%です。
ドル円の為替もここのところ円安になっていることを考えるとパフォーマンスの半分は、
為替によるものだということがわかります。
背景には政府による景気刺激策の発表があったようです。
ただしその後は反発してジリジリ、ルピア安となってきています。
要するに下げからの上げで一時的な急変が短期的なパフォーマンスを上げたというわけです。
今後もインドネシア投資がうまくいくのかというとなんとも言えないところです。
もともとルピア安が進んでいたのは米国の利上げなど世界的なものが影響しましたが、
その流れは今も続いていますのでインドネシア国内の政策だけでどうにかなるとも思えませんが、
どうでしょうか。
ランキングに隠されたパフォーマンスをしっかり理解して、
投資対象をよく見極めるようにしてください。