確定申告で記入漏れが多い復興特別所得税

平成23年12月に東日本大震災からの被災地復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法が公布されて、復興特別所得税及び復興特別法人税が新規に創設されました。

この法律により個人の方で所得税を納める義務のある方は、復興特別所得税も併せて納める義務があります。

この法律は、復興にあてる財源の確保を目的としていて、所得税や住民税、法人税に上乗せする形で徴収されます。

所得税は2013年から25年間の長期にわたり税額が上乗せされ、法人税は2012年4月以降から始まる事業年度からの3年間、減税を実施した上で税額が上乗せされます。

住民税については、2014年6月からの10年間年間1000円引き上げられます。

これらの増税により、被災地への復興に当てられる事になり、税金の使用用途は被災地にのみ限定されています。

政府はこれらの増税で約10兆円を捻出する予定となっています。

これらの特別税の増税には、近年に取り組みが始められたために確定申告時に多くの記入漏れが出ているとの政府からの発表がありました。

特に個人の納税者にとっては、知られていない事も多い事が原因と考えられます。

来年度以降も確定申告をする際には、忘れずに記入するように気をつけなければならないですね。

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