マザーズ先物の上場予定で活気づく投資信託
ここ最近、雇用統計の悪化もあって円高の動きが目立っていますが、
やはりそんなときに注目したいのは為替の影響を受けない国内の日本株です。
以下のリターンランキングをご覧ください。
順位 | ファンド名 | リターン (1ヶ月) |
1 | 楽天 日本株4.3倍ブル | 17.94% |
2 | SBI 日本株3.7ブル | 15.66% |
3 | 野村 3.5倍ブル・ベア(日本株3.5倍ブル) | 14.84% |
4 | 野村 3.5倍ブル・ベア2(日本株3.5倍ブル2) | 14.80% |
5 | インベスコ 店頭・成長株オープン | 13.23% |
6 | インベスコ・ニッポン新興成長株ファンド | 12.89% |
7 | いちよし・インベスコ 中小型成長株オープン | 12.89% |
8 | ブル3倍日本株ポートフォリオIV | 12.83% |
9 | 楽天 日本株トリプル・ブル | 12.79% |
10 | JPM ジャパン・テクノロジー・ファンド | 10.94% |
11 | 野村 ハイパーブル・ベア5(ブル5) | 10.75% |
12 | マザーズ・コア上場投信 | 9.45% |
13 | 新成長株ファンド 『愛称:グローイング・カバーズ』 | 9.04% |
14 | 日本中小型成長株アクティブ・ファンド 『愛称:ニッポンの翼』 | 8.83% |
15 | (日本トレンドS) ハイパー・ウェイブ | 8.73% |
16 | 楽天 ETF-日経レバレッジ指数連動型 『愛称:楽天225ダブルブル』 | 8.70% |
17 | MHAM 新興成長株オープン 『愛称:J-フロンティア』 | 8.65% |
18 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 8.65% |
19 | ダイワ 上場投信-日経平均レバレッジ | 8.64% |
20 | (NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信 『愛称:日経レバレッジ指数ETF』 | 8.64% |
※2016/05/31
リターンランキングの上位を見てみると日本株の投資信託のみでうめつくされているのが分かります。
為替の影響を受ける海外投資の投資信託が下がり、
為替の影響を受けない国内株が上昇しています。
とはいえ注意して欲しいのは、
ほとんどがブル型だということです。
レバレッジを効かせて何倍ものリスクをとって投資するものですから、
必然的にリターンも数倍の結果になっております。
リターン1位の楽天 日本株4.3倍ブルは、
4.3倍の値動きとなる運用をしているものですからそのリターンも凄いです。
当然ですが、下げるときもそれに合わせて大きくなりますので注意が必要です。
ブル型以外で注目したいのは、
マザーズ関連の投資信託です。
※以下、ジャスダック、マザーズ含む投資信託です。
順位 | ファンド名 | リターン (1ヶ月) |
5 | インベスコ 店頭・成長株オープン | 13.23% |
6 | インベスコ・ニッポン新興成長株ファンド | 12.89% |
7 | いちよし・インベスコ 中小型成長株オープン | 12.89% |
10 | JPM ジャパン・テクノロジー・ファンド | 10.94% |
12 | マザーズ・コア上場投信 | 9.45% |
13 | 新成長株ファンド 『愛称:グローイング・カバーズ』 | 9.04% |
14 | 日本中小型成長株アクティブ・ファンド 『愛称:ニッポンの翼』 | 8.83% |
17 | MHAM 新興成長株オープン 『愛称:J-フロンティア』 | 8.65% |
もともと大型株より値動きが荒いこともあって、
大型株のブルなみに大きなリターンとなっているのはわかりますが、
ここ最近、マザーズへの注目度がかなり高まっているのも相まってかなりの上昇となっています。
凄いですね。
マザーズに上場している銘柄には、
医療バイオ関連で注目の銘柄が多く今熱い市場とも言えるのですが、
さらに今年の7月にはマザーズ指数が先物として上場していることが追い風となっています。
先物というのは、
レバレッジを効かせた投資商品で、
値動きが大きくなるものです。
また日経平均のように指数全体にたいする取引なので、
銘柄を選別する手間がなく取引しやすいメリットがあります。
こういったものはデイトレードをする人にとっては、
とても都合が良いものなので資金流入に期待されるところです。
先物は売りからでも入れるため、
値動きの大きいマザーズ株のヘッジ目的なんかとしても利用できるかもしれません。
日経平均に比べて値動きが荒い分、
かなり注意して取引しないといけないと思いますので安易に手は出さない方がいいです。
ブル型と肩を並べるくらいのランキングをみてそれを実感してもらえればと思います。
マザーズ関連に投資するかどうかは別としても、
こういった資金流入の変化をとらえることが投資チャンスにつながりますので、
その背景がどうなっているかを考えてみてください。