トルコ株の上昇が目立っていますけど飛び乗らない
直近、1ヶ月の投資信託リターンをチェックすると上位で目立ってきているのが、
トルコ株の投資信託です。
リターン順に上位6銘柄を掲載しています。
ファンド名 | 会社名 | 1ヶ月 |
HSBC トルコ株式オープン | HSBC | 11.87% |
トルコ株式オープン 『愛称:メルハバ』 | 損保ジャパン | 10.46% |
(オーロラII) トルコ投資F | 野村 | 10.33% |
ライジング・トルコ株式ファンド | 損保ジャパン | 9.64% |
UBPトルコ株式ファンド | 損保ジャパン | 9.61% |
みずほAKトルコ株式ファンド | DIAM | 9.27% |
10%前後と大きな上昇をみせています。
・イスタンブール100種指数
最近、大きな下落からの反発で上昇した後のようです。
次にトルコの通貨。
・米ドル/トルコリラ
10月は、通貨高(下方)へ動いているのが分かります。
リラ高/円安です。
上記にプラスして、
ドル円もドル高/円安であったこと。
トルコ株価の上昇、
トルコリラ高、
ドル高。
これからが相まってこの短期リターンを出せたのだと思います。
注意して欲しいのが、
まず株価について。
過去6ヶ月のチャートをみるとこの程度の変動はよくあることで、
全体的なトレンドとしては横ばいで上昇トレンドではありません。
次にトルコリラについて。
過去6ヶ月のチャートをみるとリラ安トレンドになっています。
株価、通貨それぞれ上昇トレンドになっているわけではないのですから、
一時的に上手く複数要因が噛み合ってリターンが出たと見たほうがいいと思います。
新興市場の株というのは、
短期的に見ると大きく変動するものです。
リターンだけを見ていると本当のことが見えないので注意しましょう。